自分の中の軸をつくるジュエリー選び

一生モノのジュエリーはブランドではなく質や意味で

ジュエリーについて幅広いテーマでお届けしている大好評コラム。第3回目は自分の軸となるジュエリー選びについて。2024年には風の時代が来ると言われていて形にならないものを大事にする風潮があるとか。ハイブランドのジュエリーもいいけれど、自分にとっての意味や価値観を大事にしながらジュエリーを選ぶなら、お手頃価格でモチーフなど様々な種類を揃えているSTELLAR HOLLYWOODがぴったり。最後まで是非読んでみてください。

2024年が終わりに近づいてきた。星占いの世界では、2020年に約200年ぶりに土の時代から風の時代へと変わったと言うのは多くの方も耳にしているのでは？ 聞くところによると、東洋の占いの観点からも2020年は変化が激しい年で、2024年は、これまでの４年間のうちに壊れてしまったものを浄化させ、新しいサイクルを始める年なのだそう。この数年間で思いもよらないことがたくさん起こったけれど、私たちはここからさらに前例のない運気に晒されるのだとか。こう言うと、一年の終わりを感じ始めるこの時期にそんなことを言われても…なんて思われる方もいらっしゃるはず。でも安心して欲しい。今年は消滅と再生の星といわれる冥王星が11月に完全に水瓶座に移動し、そこからが本格的な風の時代の始まりになるそう。色々あったし、乗り越えてきたけれど、ここからが本当の勝負どき。

冥王星は物事の根本に変化を起こす力を持っていて、その変化が社会や個人に様々な影響を与えるそう。占いの先生によると、この冥王星が一つの星座から次の星座に移動する時は、決まって社会を根本から揺るがす大事件が起きるのだとか。ちなみに2008年は仕事や組織、社会構造を司る星座、山羊座が冥王星に入ったことで、社会状況がかなり揺れた。リーマンショックが起き、世界の経済が再編成され、その後もコロナウィルスが蔓延したことで会社の在り方や働き方に大きな変化があったのは記憶に新しい。ちなみに冥王星以外にも私たちに大きな変化をもたらす惑星の移動は今後も続き、2025年の時代の空気はさらに変わって、落ち着くのは2026年だそう。つまり、あと1年強はまだまだ色々なことが変わっていく。

こんなふうに時代はまさに曲がり角。新しい時代を象徴する水瓶座ならではの価値観、“ダイバーシティ”の在り方もこれから数十年をかけてどんどん洗練されていくそうだ。つまり、これまで “多様性”で片付けられていたものも、ただのワガママか否かのボーダーラインが引かれるように。また、これまで経済や形のあるものに支配された“土の時代”から、“風の時代”のこれからは、情報をはじめとした形のないものに重きが置かれると言われている。たしかに、これまでより人は物より体験、経験に価値を置くようになったと思う。旅を愛する人々が増えたし、何かを選ぶときにストーリー性を大切にするのは男性ならではだと思っていたけれど、最近は女性もそれを重視している人を見かけるようになった。

骨格診断やパーソナルカラーの流行に見られるように、時代は憧れの誰かさんと同じものよりも「私に似合うもの」が求められている。これも風の時代を代表する傾向なのではないだろうか。身につける服やヘアメイク然り、ジュエリーもより自分に似合う物を求めるのは風の時代としてはとても自然なこと。ならば、お守りのように毎日身につけたり、大切な人との絆の証だったりするそれをオーダーメイドするというのは大正解だ。自分に似合う地金の色やダイヤモンド、パールの色や形を自分で選定し、組み合わせていく。二人の想いの何かをデザインで表現するのも、愛する誰かと一緒にあーだこーだ言いながらセレクトするのはいい思い出になる。そもそも自分で選んだものにはより愛着が湧く。出来上がったそれは他にはない、自分だけの物語が詰め込まれた唯一無二のジュエリーだ。

大きく変化する時代の波を華麗に乗りこなすためには、自分で情報をとり、本当にそれが自分に必要か否かを検証する能力を鍛えることが大切だと言われている。自分なりの軸を持って、自分にとって価値があるものを見極める能力が求められる今、日々身につけるジュエリーも“自分軸”で選ぶのは、自分が大切にしていることを知る第一歩だ。そしてそれは変化を生き抜く糧になるに違いない。

Written by 棚田 トモコ
骨格診断ファッション・ビューティアドバイザー／エディター・ライター（Three PEACE所属）

CLASSY.などファッション誌を中心にファッションエディター・ライターとして活躍する傍ら、〝骨格診断ファッション・ビューティアドバイザー〟としても活動。ファッションライター・美容ライターとして培った知識と骨格診断を融合し、いかにその人を輝かせるかを提案する。メディア出演、講演活動のほか、アパレルメーカーや化粧品メーカーなどで骨格診断の監修を努める。骨格診断アナリスト協会などでもコラムを執筆中。著書に『No Kokkaku , No Fashion ! 』（光文社）がある。 Instagram:＠tomoko_tanada

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